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【FC】ファミコンジャンプⅡ 最強の7人 ~ジャンプ黄金期を支えた7人~

こんにちは。最終皇帝です。
少し前、会社帰りの電車の中で、「現代のゲームと昔のゲームの違いってなんだろう?」とふと考えていました。私の場合、ゲームプレイの全盛期は小学生で、スーパーファミコンやゲームボーイで毎日むさぼりつくように遊んでいました。

しかし、中学生辺りになり、PS2を購入した頃からゲーム熱が減退し、大学生の頃から徐々にまた再燃し始めました。この流れを考えたところ、どうやら「ゲームを起動してから、遊び始めるまでの時間」が私のゲーム熱に関係していたようです。

みなさんもご存知の通り、スーファミやゲームボーイは起動してから10秒後には、ゲームをプレイし始めています。しかし、カセットからCD-ROMが主流になった頃、ゲームの起動時間が明らかに遅くなりました

私の持っていたPS2は初期型だったこともあるのか、しばらく後に発売されたゲームはローディングの再試行ばかりで、一向にゲームをプレイできなかったことがあります。最終的には、そのローディングがイヤになり、ゲームから徐々に離れていきました。

結局、離れたゲーム熱が戻ってきたキッカケはNINTENDO DSでした確か画面を閉じると、スリープモードにできたような気がしますが、いちいち起動するのが面倒で、電源をずっと入れっぱにしていた記憶があります。

冒頭から相当話が長くなりましたが、「やりたい!」と思ったとき、すぐにゲームを始められる環境ってなんか幸せですね。

今回紹介するゲーム

さて、今回は「ファミコンジャンプⅡ 最強の7人」です。週間少年ジャンプの黄金期を飾った、7つのマンガキャラクターの物語です。

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ファミコンジャンプⅡ 最強の7人 ©株式会社 集英社 1991、©ARMOR PROJECT、©CHUN SOFT、©TOP、©BANDAI 1991

価格

小さい頃に、おばあちゃんにせがんで買ってもらいました。おそらく定価だったと思います。どうもパッケージの「剣桃太郎」と「前田太尊」の人相が悪く、あまり教育に良くないゲームと思われたのか、買ってもらう直前まで警戒されたのは、良い思い出です^^; ちなみに、バーチャルコンソールでは発売されていないようです。

あらすじ

ここは、ジャンプワールド。少年ジャンプの黄金期を飾った7人のキャラクターがパラレルに共存する世界。突如として、現れた悪の存在を打ち破るべく、彼らは集結するのであった。(割と適当) 

ゲームシステムなど

戦闘方法が独特なRPGです。ドラクエのように主人公のキャラクターが、フィールドや町中を歩き回り、敵と交戦、様々な困難を解決します。通常のファミコンカセットよりも、良いハードウェアを積んでいるのか、町中のビル・木といったオブジェクトが細かく作りこまれています。

登場キャラクター

最強の7人として選出されたのは、下記の7人です。

  • 孫悟空 (ドラゴンボール)
  • タルるート (まじかる☆タルるートくん)
  • 空条承太郎 (ジョジョの奇妙な冒険)
  • ターちゃん (ジャングルの王者ターちゃん)
  • 剣桃太郎 (魁!!男塾)
  • 前田太尊 (ろくでなしブルース)
  • 両津勘吉 (こちら葛飾区亀有公園前派出所)

ゲーム開始時は、好きなキャラクターを1人、主人公として選択します。そして、ストーリーを進行させていくことで、他の6人の英雄が1人ずつパーティに加わっていきます。主人公に誰を選択しても、ストーリーはほぼ変わりません(ゲームスタート時の導入部のみ異なります)。ちなみに私はミーハーなので、孫悟空を選択しました。
なお、7人が終結しても、7人全員を連れて歩けるわけではなく、主人公を含めた3人を選出して旅に出ます(残りの4人は修行場*1で修行)。

戦闘

エンカウントすると、戦闘フィールドに切り替わり、戦闘が開始されます。戦闘はターン制となっており、キャラクター・敵がそれぞれ1人ずつ行動(移動 + コマンド実行)します。コマンドは「攻撃・防御・必殺技」等が用意されており、攻撃する武器・必殺技の性質によって、相手に近づいてから攻撃したり、遠くから遠距離攻撃したりすることが出来ます。

孫悟空で例を挙げるなら、通常の攻撃は「にょいぼう」を使った近接攻撃となるので、相手に近づいてから、コマンドで「攻撃」を選択します。必殺技を使用した攻撃であれば「かめはめ波」を発動しますので、遠い位置から光線を飛ばして攻撃することができます。

なお、1ターンで移動できる歩数(グリッド数)が決まっており、プレイヤーから敵までの距離が遠いと、1ターンでは近づけないこともあります。
(スーパーロボット大戦でロボットの移動力が決まっているのと、同様のイメージです。例えば、移動力が5ならば、5歩までの範囲しか移動できない)

今までそこそこ色々なゲームをプレイしてきましたが、こういった戦闘システムのゲームはこれが初めてです。

プレイ時間

20~25時間程度でクリア出来ます。

良い点・楽しい点

少年ジャンプ黄金期に浸ることが出来る

少年ジャンプの黄金期を飾ったキャラクターが一堂に会し、さらに、自分の好きなキャラクターで冒険を進めること出来る贅沢なRPGです。また、それぞれのマンガのストーリーが一部再現され、関係キャラクターも登場するので、当時を思い出すのにはもってこいです。

BGMが良い

各キャラクターのストーリー背景に沿った雰囲気の曲が用意されています。例えば、悟空であれば「ちょっと中華っぽい雰囲気」、両津であれば「昭和下町の裏通りのだらけ切った雰囲気(笑)」、ターちゃんであれば「図太い音を主旋律としたジャングルっぽい雰囲気」です。また、戦闘曲や、7人が終結した後のフィールドで流れる曲等、皆さんに聴いて頂きたい曲がたくさんあります^^ あー、上手く説明できないのが悔しい!

なお昔、朝の目覚ましとして「両津の町のテーマ」を使ってみたのですが、とてつもなく寝起きが悪いです。おそらくドラクエ3の「ピラミッドのテーマ」を目覚ましにした時と、同じぐらいのレベルで気分が悪いです(笑)。

悪い点・残念な点

特に悪い点は見当たりません。

個人的な評価

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評価グラフ

オススメ度

★★★★☆ (オススメします)

戦闘システムが特徴的な、珍しいRPGといったところでしょうか。悪い点が特に見当たらず、RPG好きの万人が楽しめるゲームとなっています。 

最後に

今マジマジとパッケージを見直すと、確かにジョジョ・太尊・桃太郎は結構ガラが悪いですね^^; 今ならおばあちゃんの気持ちが少し分かる(笑)。
ちなみに、私のパーティは「悟空・タルるートくん・前田太尊」でした。

*1:ドラクエでいうところの「ルイーダの酒場」みたいなものです。