こんにちは。最終皇帝です。
久しぶりにかなり良作のRPGに出会いました。もっと若い頃にこのゲーム(シリーズ)をプレイしていたかった。今日はそんなゲームを紹介したいと思います^^
今回紹介するゲーム
さて、今回は「ONI2 隠忍伝説」です。前回紹介したONIの続編です。ドラクエやFFみたいに、全く別のストーリーが始まるのかと思いきや、ストーリーも継続しているようです^^
価格
某有名レトロゲームショップにて、1,480円で購入しました。バーチャルコンソールでは発売されていないようです。
あらすじ
ここは、京の町。退魔師の「たかやまる」は村人を困らせている妖怪を祓っていた。
そんなある日、京の使いが「たかやまる」の元へ現れた。話を聞くと、どうやら京の姫君が妖怪にとり憑かれてしまったようなのだ。早速城へ訪れた「たかやまる」であったが、そこに現れたのは、とても強力な鬼であった。
「さいかく」という謎の者の助けもあり、なんとか鬼を撃破した「たかやまる」であったが、戦いの中で、かつて世界を支配しようとした妖怪たちの幹部「酒呑童子」が復活しようとしていることを知る。
彼らの企みを阻止すべく「たかやまる」は南の山の寺にいる「らんどう」と共に、旅に出るのであった。
(割と真面目に記載^^;)
ゲームシステムなど
全般
前作ONIと同じく、フィールドを歩き回り、敵と交戦して、最終目的を果たすRPGです。
パーティー制
前作は終始一人旅でしたが、本作からパーティー制が導入されました。最大4人のパーティで旅に出ます。手動で好きな仲間を加えたり、外したりすることは出来ません。
戦闘
戦闘は良くあるRPGのターン制バトルとなっています。戦闘時に使えるコマンドは以下の6つです。
【戦闘開始時】
- たたかう: 各キャラクターの選択に移ります。
- じどう: パーティーの全キャラクターが「たたかう」を選んだ状態にして、
交戦を開始します。 - にげる: 戦闘から離脱します。
【各キャラクターの選択】
- たたかう: 通常攻撃です。
- じゅつ: 回復、攻撃、補助のにんじゅつをつかうことができます。
- ぼうぎょ: 相手からの攻撃ダメージを軽減させます。
なお、本作では、戦闘中は道具の使用ができません。戦闘のイメージは下図のような感じです。私の画がすげぇショボイ(笑)。
術の増加
前作では「にんじゅつ」のみ使用可能でしたが、本作からそれ以外に3つの術が増えました。
- にんじゅつ: 前作と同じ。
- ほうじゅつ: 魔法(呪文)です。にんじゅつよりも発動する効果のバリエーション
が豊富です。 - しょうかん: 特定の妖怪を呼び出して、攻撃します。
- けんじゅつ: 剣を使った特殊攻撃です。
プレイ時間
大体20時間前後はかかったと思います。
良い点・楽しい点
前作から全体的に良くなっている
おそらく前作から悪くなっているところがありません。勝手な想像ですが、おそらくSaGa2、SaGa3にかなり影響されたのではないかと推察します。そうであったとしても、なかったとしても、どこかから良い刺激を受けたのでしょう^^
ストーリー
本作は前作に比べ、ストーリーにしっかり力が入れられています。また、前作で張られた伏線も回収され、腑に落ちていく部分もあります。
こういったナンバリング間での伏線回収は、ゲームボーイソフトでは見たことがなく、前作から続けている私にとっては、かなり新鮮なものに感じました ( ゚ ω ゚ ) ! !
BGM
前作のBGMは単調な音が多く、どうも盛り上がりにかけるものが多かったのですが、本作は、それぞれの情景(戦闘やフィールドを歩く、町を歩くといった情景)にしっかりマッチした曲となっており、見違えました。ほぼ全て良曲です Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ!
私の中では、フィールド、戦闘曲で一気に引きこまれました!リズムも音色の響きも、ベース音もドンピシャです!!
3,4和音でここまで表現できるんだ。。。
一人旅⇒パーティ
仲間がいるだけで、RPGは格段に面白くなりますね^^
仲間がやらなきゃならないことを教えてくれる
フィールド移動中、セレクトボタンを押すと、仲間がこの後直近でやらなければいけないことを教えてくれます。このゲームはワールドマップと町の場所の位置関係が分かりづらいため、ちょっとしたヒントだけでもくれると助かったりします。
戦闘時の「じどう」コマンド
本作から戦闘時に「じどう」コマンドが追加されました。このコマンドを使用すると、パーティ全員が「たたかう」を選んだ状態となります。レベル上げの時に結構便利です^^
悪い点・残念な点
初回プレイヤーはほぼ間違いなく迷う(と思う)
山のダンジョンに入る際、そのダンジョンの山を表すオブジェクトがどれか非常に分かりづらいです。例えば、皆さん以下の画像を見て、ダンジョンに見えるオブジェクト(物体)はありますか。
そうです。中央のキャラクター下のモサッとしたやや大きめの山です。私はまだゲーマーとしての日が浅いのか、ただの情景の一つかと思っていました。
なお、分かりにくい理由がもう一つあります。それは、「山に入るには、右下の位置に移動しなければいけない」ことです。この山は4つのグリッドに分かれていますが、山の入り口は右下(赤い部分)だけです(笑)。(青い部分は入り口じゃない)
そのため、「これがダンジョンかな?」と思って、入れない3つのグリッド上に乗って、「これはダンジョンじゃないのか。。。」と、運悪く諦めてしまう人も多いと思います。
私はこの二重苦のおかげで、最初の2時間ほど、ひたすらさまよい、レベル上げばっかりしていました。お陰でその後の敵がしばらく弱かった^^;
ダンジョンの複雑さがヤバイ
今のところ、私がプレイしたゲームボーイのRPGの中で、ダンジョン構成が一番複雑です^^; ちょっと複雑すぎる気が。。。洞窟というより「迷路」といった方がふさわしいです。
文章が読みづらい
重要人物と話をしていると、大抵文章が長くなりますが、そのとき凄く読みづらくなります。なんというか、文章の切れ目というか、改行するところが良くないです。また、空白が入った方が良い場所に入っていないこともあり、見づらいです。
(私も気を付けないと。。。)
その他
敵が不気味
序盤に出てくる敵は、そこまでではないですが、中盤~終盤にかけて出てくる敵が、良い意味で不気味かつ、気持ち悪いです^^; まぁ妖怪や鬼をモチーフにしたRPGなので、普通かもしれませんが、なんだか結構リアルです。
個人的な評価
オススメ度
★★★★★ (かなりオススメします)
作りが少し荒々しいところが、たまにキズですが、相当良ゲーです。
前作に比べ、複数人で旅ができる点と、BGMの明らかな向上もあり、全くシナリオの違うSaGa3を楽しんでいるような感覚でした。また、前作は悪い点が際立って気づきませんでしたが、和の雰囲気が存分に出ていて、どことなく懐かしい感じのするゲームです^^
最後に
仲間の「らんどう」の顔を見ていたら、るろうに剣心の「安慈」和尚を思い出してしまった^^; 「二重の極み」が似合いそう。