こんにちは。最終皇帝です。
先週末、いつものようにBOOK OFFへ足を運ぶと、外国の方が熱心にレトロゲーム棚の商品をあさっていました。勇気は無いですが、一度こういった方と日本のレトロゲームについて、アツくお話してみたいものです^^
今回紹介するゲーム
さて、今回は「B-WINGS(ビーウイング)」です。ファミコンの記事は約半年ぶりですね。正直、時の流れの早さに驚いています^^;
価格
昔、家にあったのですが、失くしてしまったため再度購入しました。価格は324円で、HARD OFFにて購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
すいません。裸のソフトしかないため、ストーリーが分かりません。
ゲームシステムなど
ウイング切り替えが特徴的な、縦スクロールのシューティングゲームです。
特徴
パーツ(ウイング)の装着
味方機はコアユニット部と、ウイングと呼ばれるオプション部に分かれており、ウイングを取り替えることで、攻撃方法を変更することができます。ウイングの種類は、確認できた限りでは、全部で13種類です。
(他にもあったら、コメント頂けると助かります^^)
なお、13種類のうち、10種類は出撃時に選択可能で、残りの3種類はステージ攻略中に隠し要素として現れます。
ウイング名称 | イメージ | 筆者コメント |
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ウイング無し (コアユニット) |
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前方に1つの弾を発射することができます。 |
CANNON |
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前方に3つの弾を平行に発射するスタンダードなウイング。 |
WIDE |
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前方・斜め方向に5発の弾を発射する。 弾が分散し、火力が低いです。 また、なぜか5つの弾のうち、1つでも敵や障害物に当たると、 全ての弾が消失する仕様になっているため、ザコ敵が大群で 来ると、大変危険です。 個人的には13種類の中で、一番頼りないウイングです。 これなら、コアユニットで回避していたほうが安全かも。 |
MULTI |
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コアユニットから前方へ1発、左右のウイングから1発ずつ、 弾を発射します。左右のウイングの弾は、1発発射する毎に 発射方向が変わるのが特徴。火力は低いです。 |
VAN |
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前方2発、左右のウイングから2発ずつ(計6発)、弾を発射します。 発射した弾は、非常に狭い範囲で消えてしまう。 ただ、連射性に優れ、接近戦で威力を発揮します。 火力は高めです。 |
SIDE |
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前方に一発、左右の方向に3発ずつ(計7発)、弾を発射します。 前方への火力は弱いが、横からの攻撃に対応しやすく、 たまにボス戦でも活躍します。火力はやや低め。 |
ANTI |
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前方・後方に2発ずつ、弾を発射します。 『出撃時に選択可能なウイング』のうち唯一、 後方への攻撃が可能なウイング。 火力は低いですが、安全性は高いです。 |
HAMMER |
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前方へ2発の弾を発射し、味方機の周辺を常時2発の弾が 展開されます。 火力が割と高く、展開される2つの弾が味方機を常時守って くれるため、守備力も高いです。 迷ったらこのウイングがオススメ。 ちなみに小さい頃、その見た目から私はこれを『鼻クソ』と 呼んでいた。 |
JUMP |
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前方へ3発の弾を発射し、真ん中の一発が特定のタイミングで、 爆発します。 なお、真ん中の一発は障害物を貫通する特性を持っており、 これが無いと破壊できない障害物やボスがいるため、 特定のステージで必ず必要になります。通常のステージでは、 あまり使う必要は無いです。 |
DYNA |
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前方に1発、弓のような形をした弾(ビーム?)を発射します。 |
FIRE |
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前方に炎を放出します。 |
名称不明1 |
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隠し要素のウイングの1つ。 |
名称不明2 |
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隠し要素のウイングの1つ。 HAMMERの黒い弾を、上下左右に8つ放ちます。 全方位へ弾を放てるため、防御性は高いですが、 周囲に展開される2つの弾が無いため、余裕をぶっこいていると、 ひょんなことで、簡単にやられます。慢心、ダメ絶対。 |
名称不明3 |
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隠し要素のウイングの1つ。 上下左右に4つ、ビーム(光線?)のようなものを放ちます。 ザコ敵への貫通性能があり、まぁまぁ使いやすいですが、 隠し要素にするほどの驚きはありません。 「特殊なウイングだから」と大事にするあまり、ザコ敵の大群に 囲まれないよう注意が必要です。 |
ウイングの取り外し
敵からの攻撃に当たるか、ウイング装着中にBボタンを押下すると、ウイングが取り外されます。
回避行動
ウイングが装着されていないコアユニットのみの場合だけ、Bボタンを押下することにより、特殊な回避行動をすることができます。Bボタンを押した瞬間、コアユニットが小さく(画面の奥行き方向に逃げてる?)なり、数秒すると元に戻ります。この小さくなっている間は、攻撃はできませんが、敵の攻撃が当たってもやられない『無敵状態』になります。割と有るようで無い、特徴的なシステムですね。
オプションアイテム
ステージを進んでいくと、たまにオプションアイテムが登場します。下記は一例です。
他にも、ハートやスペードの形をしたオプションアイテムがあった気がしますが、よく分からないまま、クリアしてしまいました^^;
(今度再プレイした際、確認してみます。)
イメージ | 効果詳細 |
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取得すると、スタートボタンを押してのPAUSE中、SELECTを押すことで、 ウイングを変更することができるようになります。 |
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取得すると、表示されている頭文字に関連するウイングに変更することできます。 (マーク中心のアルファベットは、おそらく各ウイング名称の頭文字です) ショットを当てることで、頭文字が変わります。 |
横方向へのスクロール移動
地味に珍しいのがこの仕様。基本的には、縦スクロールのシューティングゲームですが、横方向へのスクロールも可能です。
ステージの構成
一般的なシューティングゲームの構成とあまり変わらず、ザコ敵を倒した後、ステージ最後にボスが待ち受けています。
なお、ボスに関しては、一定ステージ進んだ後から使いまわしになります。
(例えば、ステージ2に登場したボスが、ステージ11で現れます)
ステージ数
ステージ数は全部で『30』程あります。
※『』内をドラッグすると、中身が見えます。
BGM
ウイング装着中と、ウイング未装着時で音楽が切り替わります。
装着時は『勇ましく、先の長い旅が始まった感じ』、未装着時は『おいおい、これやばいんじゃね?的な』曲が流れます(笑)。
コンティニュー
コンティニュー機能があり、残機数が0になっても、電源を消さなければ、現在のステージからやり直すことができます。ただし、再開時はウイング未装着の状態から始まりますので、気をつけましょう。
プレイ時間
何度も何度もコンティニューを繰り返しながらプレイした結果、大体5時間ぐらいでクリアすることができました。
良い点・楽しい点
オプション(ウイング)の切り替え
隠し要素も含め、全部で10以上のウイングを付け替えることができるため、多彩な攻撃を楽しむことができます。
コアユニットのみでの勝負
コアユニットは特殊な回避行動ができる機能が付いているため、実は意外と死ににくいです。いかにも残念なBGMが流れる中、ザコ敵からの総攻撃を交わしつつ、ボスを最弱の状態で撃破したときの「ふふん、やったぜ」感はなかなか爽快です(笑)。
サウンドエフェクト
戦闘機の発進音や、障害物の破壊、ウイング装着時等、かなり豪快なサウンドエフェクトがかかっており、非常に爽快感があります。
悪い点・残念な点
セーブ機能が無い
ステージ数が相当ある割に、セーブ機能が無いため、全クリを目指すユーザーにとっては、なかなかしんどいです。今回プレイした際は、電源をつけっ放しにして、断続的にプレイしていました。
ボタンを押し続けても連射できない
残念なことに、ショットを連続で放つ場合は、Aボタンを連打しなければなりません。
(押しっぱなしにしても、弾は出ません)
少し前に紹介した『ギャラガ&ギャラクシアン』程、忙しいゲームではないため、親指が悲鳴を上げるほどではないですが、ステージ数がかなり多いため、ぶっ通しでプレイすると、おそらく相当疲れます。
その他
スタッフロールでのありがたい言葉
このゲームは全ステージをクリアすると、スタッフロールの画面で、子供たちに向けた言葉が記されます。この言葉がなかなか特徴的で、ゲームばっかりプレイしていた世代への『暖かいアドバイス』となっています。
ちなみに、アドバイスの一部に「君の使命は終わった」という言葉を、ローマ字表記にしたメッセージがあるのですが、スペルが、
『KIMINO SHIMEIWA OWATA』
(きみの しめいわ おわた)
となっており、「あ~1986年にはもう、ネットスラングの『オワタ』が使われていたのか~」と勝手に思いをめぐらしていました(笑)。
個人的な評価
ストーリーが分からないため、現状は『ストーリー性』を0としています。
オススメ度
★★★★★ (かなりオススメします)
ウイング切り替えという特徴的なシステムを組み込むことにより、戦い方のバリエーションが増え、なかなか飽きが来ません。操作性・ボリューム・サウンド・グラフィック全てにおいて、悪い点が少なく、完成度の高いシューティングゲームです。
個人的には、324円という低価格で購入できる点に少々驚きました。シューティングゲーム好きの方には、オススメします。
最後に
バーチャルコンソールで発売されていないのが、非常に悔やまれます(T T)