こんにちは。最終皇帝です。
最近は『どこもかしこも人手不足』というニュースがよく流れていますね。日本の伝統でもある『忍者』の業界も担い手不足で、それらをテーマにした観光スポットでも、かなり少ない人で切り盛りしていると見たことがあります。この調子だと、そのうち忍者の動きをしてくれるAIロボットが登場するかもしれません。。。無いか。
さて、今回はそんな忍者のゲームにスポットを当ててみたいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻』です。最近ファミコンがアツい。
価格
BOOK OFFにて、500円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
箱・説明書なしのソフトを購入したため、あらすじは不明です。おそらく込み入ったストーリーは無いと思いますが。
ゲームシステムなど
『忍術』という独自要素を加えた、サイドビュー視点の横スクロールアクションゲームとなっています。
基本的な操作は、スーパーマリオブラザーズとさほど変わりませんが、忍術を使用するときだけ、SELECTボタンを使用したりするため、ちょっと忙しくなるときがあります。
操作方法
キー操作 | 詳細 |
---|---|
←→キー | 左右に移動します。 |
Bボタン | 画面上部で選択されている忍術を使用します。 |
Aボタン | ジャンプします。 |
SELECT | 使用する忍術を切り替えます。 |
特徴
忍術(巻物)
ステージを進んでいくと、たまにアメフトの選手みたいな見た目の敵が現れ、コイツを倒すと巻物をくれます。巻物を手に入れると、忍術が枠の左側から追加され、好きなときに使うことができるようになります。なお、一度使用すると無くなります。下記は一例です(全部で12種類あります)。
アイコン | 詳細 |
---|---|
|
足が速くなります。 |
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ジャンプ力がアップします。 |
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水の上を歩くことができるようになります。 (水雲みたいなイメージでしょうか) |
変な加速(減速)が働く
特徴と言って良いか微妙なところですが、ハットリくんが走り出す際(止まる際)、不自然な加速(減速)が働きます。惰性とでも言うべきでしょうか。マリオや、カービィといったアクションゲームに慣れていると、このゲームを最初プレイした際、やたらと敵に当たったり、池に落ちたりすることになります。
ボスはいない
大抵の横スクロールアクションは、各ステージの最後に中ボスが待ち受けることが多いですが、本作にはボスはいません。その代わり、ステージ自体の難易度が高いです。なお、戦うわけではありませんが、ステージの最後に、下記の『ちくわを投げるオジサン』が出現します。
ちくわを投げるオジサン
各ステージをクリアすると、ボーナス的な要素として、どこぞのオジサン(※)が『ちくわ』をやたらと投げてきます。ちなみに、ちくわを取ると得点がUPします。
※ 友人に聞いたところ、「ハットリくんの親父では?」とのこと。
なお、投げてくるちくわの中に、鉄アレーのようなものが混じっており、それに当たると数秒間スタンします(笑)。これも忍者の修行の一環というわけですか。
プレイ時間
4,5時間程度、ひたすらプレイしてみましたが、どうしても8面でゲームオーバーになります。とりあえず今度、レトロフリークのセーブスロットを使って、強引に最後まで行ってみることにします。何ステージまであるんだろう。。。
良い点・楽しい点
忍術を使いこなすのが面白い
忍術自体のバリエーションが多く、自由度が高いところが良かったです。
強敵や難しいステージ構成が出現したときに、適材適所な忍術を選択して、難関を突破していくところに面白みがありました。
悪い点・残念な点
移動時の変な加速(減速)
特徴のところで書きましたが、とにかく操作のクセが強いです。とりあえず、なんとか慣れましたが、この操作性がイヤで、ギブアップした人も少なからずいるでしょうね。
忍術の選択
使用できる忍術の数が多いのは嬉しいのですが、右端に位置している忍術を使う場合、何度もSELECTボタンを押さなければならないのが面倒です。
その他
4面が難関
私個人的には、4面が大きな難関となりました。特に難しいのが、途中に配置されている飛び石(?)をジャンプで渡るところです。ハットリくんにジャンプ力が無い点と、走るときの加速(減速)にクセがある点が相まって、石から石へ飛び移る際のタイミングと距離計算がやたら難しいです。
ちなみに、4面をクリアするまでに1時間以上かかりました^^;
(残機数が0になると、最初からやり直しになるため、その時間も入っています)
とはいったものの、実は『水雲(?)の巻物』があれば、飛び石の下にある池に落ちても大丈夫になるため、飛び石を上手く飛ぶより、この巻物を早いとこ、手に入れてしまったほうが簡単なことは内緒(笑)。
ステージ構成を頭に焼き付けるのが重要
各ステージに難関ポイント(※)があるため、『そのポイントがドコか』を頭に焼き付けておくのが重要です。そして、そのポイントでは躊躇せず、忍術を大盤振る舞いしましょう。このゲームは、残機数が0になるとゲームオーバーになり、最初から強制的にやり直しになるため、『忍術が使えるのに、使わずやられる』とものすごく後悔します。
※ 飛び石、シシマルの出現 等
個人的な評価
ストーリーは無さそうなため、一旦『ストーリー性』は0としています。
オススメ度
★★★☆☆ (普通です)
操作性にやや難はあるものの、バラエティに富んだ忍術と、それを駆使して危険(無謀)な戦いを避けて進んでいく、戦略性のあるアクションゲームでした。30年以上経過している今でも、そこそこ楽しめます。
最後に
昔、相当デブっていた頃『シシマル』と呼ばれたことがありましたが、コレのことを言っていたのね。確かにこんな感じでしたわ(笑)。