こんにちは。最終皇帝です。
最近、やたらとシューティングゲームをプレイしています。昔からあまり得意じゃないジャンルのゲームですが、どうも最近無性にプレイしたくなるんですよね。大抵ボコボコにやられるんですが。
というわけで、今回はスーパーファミコンのシューティングゲームを紹介したいと思います。
今回紹介するゲーム
今回は『エリア88』です。パッケージの目がキラキラしたイケメンが印象的ですね。
価格
BOOK OFFにて、950円で購入しました。バーチャルコンソールでは、発売されていないようです。
あらすじ
激戦の続く『エリア88』を舞台にした、傭兵パイロット達の奮闘を描いているようです。
(すいません。原作を読んだことが無いため、情報がほとんどありませんm(_ _)m)
ゲームシステムなど
パイロットや、武装の購入といった付加要素の多い、横スクロールシューティングゲームです。
特徴
パイロットの選択
3人のパイロットから1人を選択し、ゲームを進めていきます(※1)。基本はシューティングゲームの進行がメインで、彼ら一人一人のシナリオ(ストーリー性)はありません。
なお、選択するパイロットにはそれぞれ『特性』があり、プレイヤーの好き嫌い・個性に合わせることができます。
パイロット名 | 詳細 |
---|---|
カザマ・シン | おそらく本作の主人公。 戦闘機の武装レベルアップのスピードが3人の中で一番早い。 |
ミッキー・サイモン | ちょっと自信家に見えるイケメン。 特殊武器の追加武装が一番多い(※2)とのこと。 |
グレッグ・ゲイツ | 少々小太り・太い眉毛・大量のヒゲが特徴的なおじさん。 敵から攻撃を受けたときのDANGER状態からの回復(EXTINCT)が 3人の中で一番早い。 |
※1 パイロットは一度選択すると、変更できません。
※2 パイロットセレクトで、ミッキーの説明に『特殊武器の追加武装が一番多い』と書かれていましたが、どうも他のパイロットと違うところが無いように見えました。どなたかご存知でしたら、コメントを頂けると幸いです。
戦闘機の選択(購入)
搭乗する戦闘機を選択することができます。種類は全部で6つあり、初期の戦闘機以外は敵機を撃墜した時に取得できるお金で購入することができます。購入した機体により、装着できる『特殊武装』や、『戦闘機のレベルの上限』などが変わってきます。
特殊武装の選択(購入)
取得したお金は戦闘機の選択時、特殊武装の購入にあてることができます。下表は武装の一例です(全部で11種類あります)。
名称 | イメージ | 詳細 |
---|---|---|
クラスター |
|
自機の周り(全方向)に一斉に弾を発射します。 |
フェニックス |
|
敵を自動追尾するミサイルを発射します。 |
ナパーム |
|
接地した周囲を火の海にします。 |
メガクラッシュ |
|
流星の如く、画面全体に弾を降らせ、フィールド全域を 攻撃します。 |
戦闘機のレベル
本作は『戦闘機のレベル』という仕様が組み込まれており、敵を撃墜した際に落とすカプセルのようなものを一定量取得することで、レベルアップします。いわゆる経験値みたいなものですね。
戦闘機のダメージ状態
本作は被弾したら即撃墜ではなく、『ライフ』を採用しています。ただし、被弾直後は一定時間『DANGER』状態になるという特徴があります。
DANGER状態はおそらく、『緊急消火作業中』の状態を表していて、この状態の間に被弾すると、ライフの残量によらず、撃墜となります。パイロットの特性により変化しますが、DANGER状態は大体3~5秒程度で回復します。
射撃
射撃は一応Yボタンを押し続けることでオート射撃となりますが、規定の回数発射すると止まります。
(これはなんと呼べばいいんですかね?『ややオート射撃』?)
ステージ選択
このゲームは、決められた順番どおりにステージをこなしていくわけではなく、ある程度、プレイする順番をプレイヤー側で決めることができます。
プレイ開始前に、下図のようなマップが表示され、どのステージに突入するか選択します。上で『ある程度』と書いたのは、自陣に近い位置の中からしか選択することができないためです。
(いきなり、敵の本陣へ突入することはできません)
難易度
タイトルのオプションから『EASY』、『NORMAL』、『HARD』の3段階の難易度を設定することができます。
隠しアイテム
戦闘中、フィールド上の特定の位置をショットすることで、隠しアイテムが出現することがあります。隠しアイテムには『バリア』や『戦闘機のダメージ回復』といった、プレイヤーに恩恵のあるものが多いです。
コンティニュー
コンティニュー回数は有限で3回までとなっています。この回数が本作の難易度を上げている1つの要因になっています。
プレイ時間
ひたすら練習し、本ページ下部の『コツ』のやり方を実行することで、15~20時間程度でやっと『EASYモード + グレッグ』をクリアすることができました。目がショボショボする。
良い点・楽しい点
付加要素
シューティングゲームの独自性を強調する場合、ベースとなる『攻撃』と『回避』の仕様に「どのような付加要素を追加するか」が特に重要となってきます(※)。その点で本作は、パイロットの特性、搭乗機体の購入、追加武装の購入といった要素を組み込んでおり、差別化ができていると感じました。
※ もちろん操作性とか、サウンド、グラフィックも重要ですが。
しっかり攻撃 + しっかり回避
画面内に登場するザコ敵の総数が非常に多く、『しっかり攻撃するだけ』でも、『しっかり回避するだけ』でも、簡単に撃墜されます。やり応えは十二分ですね。
サウンド
重厚感とシューティングならではの『ややスピード感のあるBGM』がなかなか良いです。また、傭兵ならではの『葛藤』と『戦いを仕事としている男の日常』っぽい雰囲気がにじみ出ています。
サウンドエフェクトも良く、ややこもり気味の爆発音(撃墜音)がなかなかリアルでした。
グラフィック
砂漠や森林地帯、雲の上まで色々な戦場が舞台になりますが、背景のグラフィックがどれも細かいところまで描かれており、リアルさが出ていました。また、砂漠で起こる陽炎や、洞窟内の水の流れを現したり、手が込んでいます。
悪い点・残念な点
処理が重くなる
プレイ中、画面上の敵機が多いときに、追加武装を利用すると、たまに描画処理が重くなることがあります。画面上の描画対象オブジェクトが多くなることが起因しているようですね。
ただ大抵そういった局面では、画面に大量の弾幕・敵機が出現しているため、良い意味で、彼らの強襲から離脱するための時間稼ぎ(考える時間を得ること)になります。
セーブ機能が無い
私のような下手っぴ向けに、ステージ間のセーブ機能は付けて欲しかったです。
その他
難易度EASYなのに。。。
『私の設定ミス』か『寝ぼけていた』のどちらかでない限り、EASYとNORMALの差がほとんど感じられませんでした。というよりも、EASYが全くイージーではありません。「私はシューティング苦手なのに。」なんて考えている余裕すら与えてもらえませんでした(笑)。
コツ
資金稼ぎ
ミッションとは別に、補給部隊を強襲する資金稼ぎステージがありますが、私の場合、下記の方法で効率化していました。
- 対地戦が得意な戦闘機を選択。
- 追加武装選択で『メガクラッシュ』のみ購入。
- 補給部隊のステージ(トラックの形をしたやつ)を選択。
- ステージが始まったら、残り時間『41秒20』あたりのタイミングで、
『メガクラッシュ』を投下しつつ、地上でテント(?)を張っている補給部隊を
通常攻撃。41秒20がとにかく重要です。 - 大体、開始10秒程度で戦闘終了。
進め方のコツ(1)
特に私のような初心者向けの方法として「PAUSE画面での追加武装変更」をオススメします。このゲームは、PAUSE(STARTボタン押下)中にXボタンを押すことで、選択中の武装を変更することができます。敵が大量に出現したり、弾幕だらけになりそうな予感がする場合は、一旦PAUSE状態にして、クラスターやメガクラッシュといった突破口を開く武装に変更しましょう。
実は先日プレイした『忍者ハットリくん』で、「PAUSE中に忍法を選択できたらいいのになぁ」と思っていました。
進め方のコツ(2)
私がプレイした限りでは、下記の手順を踏むのが割と安全です。
- パイロットは『グレッグ』を選択。
- 簡単なステージを先にクリアし、なるべく早く戦闘機『A10A($350,000)』を購入。
- MISSION8まで(※1)頑張る。
- 補給部隊をひたすら撃破し、資金が『$1,200,000(※2)』程度になるまで頑張る。
- 戦闘機『F200』を購入。
- あとは最後まで気合で頑張る。
※1 MISSION8辺りになると、補給部隊のMISSIONをひたすら選べるようになるため。
※2 $1,000,000は戦闘機購入に使用し、残りの$200,000は追加武装用。
進め方のコツ(3)
追加武装のうち、ザコ敵に使用する武装をある程度絞っておいたほうが良いです。
私の場合、『クラスター』、『フェニックス』、『ナパーム』あたりはザコ敵相手にガンガン使用しました。特にフェニックスは、ちょこちょこ動き回る敵の撃墜にすごく便利です。
個人的な評価
オススメ度
★★★★★ (かなりオススメします)
シューティングとしての様々な付加要素を網羅した、かなりの良ゲーです。
シューティングが苦手な方にとっては、やや心臓に悪い高難度仕様ですので、少々手慣れている方にオススメします。
私の勝手なイメージですが、『シューティングゲーム型のメタルスラッグ』をプレイしているような感覚でした。
最後に
私のような初心者は、「特殊武装の弾の出し惜しみなんてしている場合じゃない!!」ですね。そんなことは、まずボスのところにたどり着いてから考えます(笑)。